もしも願いが叶うなら


「……」

「帰ろ、彩希。」

「あ、うん」



免許を取った稜。

よく出掛けに連れてってくれる。


「…稜」

「ん?」

「ありがとね」

「は?なんだ、急に」

「なんか悪いなーと」

「悪い?」

「送り迎えしてくれてるしさ」

「当たり前だろ。」

「でもこのままじゃ稜幸せになれ…んっ//」

「…バカ言ってんな。」

「…キスとか許してない」

「変な事言うからだ、バーカ」

「…腹立つ」

「俺は彩希と居れたら幸せなの。わかる?」

「…稜」

「別に彩希が他のやつと結婚したっていいんだ」

「…(ムカ)」

「彩希が幸せならいいし」

「…そんな事言ったらあたし幸せになれないね」

「は?」



勝手だ、稜は。