「…んっ」

「彩希っ!?」

「…みんな…」

「彩希!!」



――パンっ……



「おか…さん……?」

「どうして自殺なんてするの!!」


あたしはお母さんに頬を叩かれた。


…ごめんなさい、お母さん。



「あたしって…本当にバカだよ」

「さ…き…」

「稜。ありがと」

「…うっせ。礼なんか言われる事してねぇよ」

「…先輩に会えたよ」

「…よかったな」

「うん…あたしは笑ってなきゃダメだって」

「…当たり前だ。」

「もう…ふふっ…」



稜ありがとう。

約束守ってくれてたんでしょう?

でも…少しくらい泣いてよね!


寂しいじゃんかっ…!




「彩希…よかったぁ」

「みんなごめんね…。でも側に居てくれてありがとう」



みんな大好き。


あたしはとっても運がいいと思うんだ。


こんないい人たちに巡り会えて。


みんなはあたしの………、



光です。