「…っ」 目を瞑ると先輩との思い出が浮かんでくる。 浮かんでは消える……。 「……」 どうしたらいいのかわかんないよ…。 あたしはどうやって生きていけばいいの? 先輩がいない世界にあたしは居たくないよ。 先輩が居ないのにあたしは生きなくちゃいけない? ……そんなの拷問だよ。 あたしのすべては先輩だった。 だけど、あたしのすべてだった先輩が消えた。 ……あたしは真っ黒い世界をたださ迷って歩いているばかり。 先輩に会いに行っていいですか――………?