稜side
意外と感度が良くて、
俺的に好き。
「っっ！」
やっぱ処女は嫌だけど。
「…稜…」
切なそうに呟く女。
なにを……そんなに…。
「…ありがとう」
「あぁ」
欲望のままに腰をふる俺。
たまんねぇーな、sexは。
「…あたしの知ってる稜聞いて？」
…バカかよ。
「あたしの処女は…稜にあげた。」
――ドクンッ……
「稜とは違って乱暴で荒々しかったよ」
「……」
「ねぇ稜……なんでだろう……」
……泣くな。
「嬉しくないの…稜に処女をあげたのに……嬉しくないの…！」
胸が痛くなった。
本当にもう１人俺がいんのか―……？
