翔貴side


「うぅ…ふぇ…」

「彩希…。」



やっと幸せになれたと言うのに。

彩希は大人っぽいけど、

今となっちゃ泣き虫で可愛い妹のよう。

そんな可愛い妹が稜に泣かされた。

我が弟に。




彩希は泣きつかれたのか寝た。


「俺の部屋で寝ろ」


俺のベッドに寝かせた。