「稜…!」
「これからは愛のあるsexをしたい」
「…稜のえっち」
ムード台無しー!!
そこは前の稜と一緒だね。
「あたしもね?記憶のない稜に恋をしたの」
「!」
「強引で意地悪で嫉妬深くて」
そんな稜も新鮮でドキドキした。
浮気してる気分になったけど。
「少しえっち。」
「…はは〜」
笑い方下手ー!!
嘘が下手なんだ?
「そんな稜に恋をしたの」
「そうか」
あたしたちには、
“記憶”
なんて必要ないのかもしれない。
心がちゃんと覚えてて、
ちゃんとあたしたちを導いてくれる――………。
あたしたちは運命の赤い糸で結ばれてるのかも知れないね。