「何か変!足変だよ?」 「何でもねーよ!」 とは 言うけれど・・・ 「前にオレたちが会ったとき 何も思わなかったけど? あー!さすが!沙弥は幹生のこと よく分かってるねぇー」 また 余計な茶々を入れる佳幸。 言っておきますけど あたしは目の前の幹生にふられたんだよ!!! すると 「オレ!急用を思い出した! ヤバイ!」 と、焦ったように佳幸が立ち上がった。 「幹生何時までバイト?」 「9時半まで」 「それなら もうすぐだね 幹生!沙弥を送ってやって」 勝手なことばかり並べる。