同い年の恋人 3




「何か変!足変だよ?」


「何でもねーよ!」


とは 言うけれど・・・


「前にオレたちが会ったとき
何も思わなかったけど?
あー!さすが!沙弥は幹生のこと よく分かってるねぇー」



また 余計な茶々を入れる佳幸。


言っておきますけど あたしは目の前の幹生にふられたんだよ!!!


すると


「オレ!急用を思い出した!
ヤバイ!」


と、焦ったように佳幸が立ち上がった。


「幹生何時までバイト?」


「9時半まで」


「それなら もうすぐだね
幹生!沙弥を送ってやって」



勝手なことばかり並べる。