同い年の恋人 3



「沙弥は?」


あたしは…食べれる状態じゃない


「あたしは…要らない」


「要らないって 勿体ないな!
あっ!胸がイッパイで食べれねーのか?
久しぶりに会ったからさ」


佳幸がいつになく 茶化す。


「じゃあ 幹生が適当に沙弥に握ってやって!」



「よし!任せろ!」


と 、握り始め鯛や鰤を握りあたしの前に差し出した。


「3月の終わりに帰ってきたんだって!」


聞いてもないのに 佳幸が説明をする。