「あーあ やっぱ辞めよっかなぁ?」 入り口でそう言う佳幸に 「はぁ?今更? ここまで来て回転寿司に変えないでよね!」 「だよなぁー」 「そうそう!男が一度決めたなら! 今日はとことん高級を味わうからね」 笑いながらお店に入った。 ・・・・・・が あたしはその場で足を止めた。 身動きが出来なかったのだ。 何故か? 何故・・・ それは そこに幹生が居たから。