同い年の恋人 3



「あーあ やっぱ辞めよっかなぁ?」


入り口でそう言う佳幸に


「はぁ?今更?
ここまで来て回転寿司に変えないでよね!」


「だよなぁー」


「そうそう!男が一度決めたなら!
今日はとことん高級を味わうからね」


笑いながらお店に入った。


・・・・・・が


あたしはその場で足を止めた。


身動きが出来なかったのだ。


何故か?


何故・・・


それは


そこに幹生が居たから。