京ちゃんだけは あたしたちの事を話してる もちろん 佳幸には京ちゃんが知ってるなんて言ってない! 「あまり ベラベラしゃべんなよ!」 って 怒られそうで・・・ そんなある日のとこ 「ほら!」 佳幸があたしに小さな袋を手渡した。 「何?」 「開けてみろ!」 開けるとその中には 合鍵が入ってたのだ。 「へぇ?」 「いつでもここへ来れるように」 って 泣きたくなるくらい嬉しかった。