「何かあった?朝からボーとしてるよ」 栄田さんが休憩時間にあたしに言った。 「ボーとしてますぅ? おかしいなぁ?」 なんて 誤魔化す。 「さては!彼氏と遅くまで話してたんでしょ?だから寝不足?」 「… 違いますよー」 「まぁーまぁー お熱いことで!」 熱い… あたしは栄田さんの言葉に泣きそうになる。 熱くなんかない! 幹生はあたしに対して冷めたって言った。 「実は・・・誰にもまだ言ってないんだけど 昨日彼と別れちゃったんです!」