同い年の恋人 3



懐かしい教室へ入った


あたしと佳幸が仲良くなったのは
高校2年になってから・・・
同じクラスになったときからだ


「沙弥はここの席だったよな」


「そうそう!始めは出席番号順に席が決まってたよね
佳幸は列を挟んで隣だったっけ」


思い出話に花が咲いてるとき
廊下を歩く音がした


「やばくない?警備員かな?」


「だったら?どうする?」


「何でそんなに余裕なのよ!
隠れるところ探すとか・・・逃げるとか・・・」


足音が大きくなった


えっ?一人じゃない?
数人?


その足音はあたしたちが居る教室の前で止まった。