「痛い!」 「だって 佳幸がいきなり引っ張るから!」 「あー!!!いてー」 お腹を押さえて丸まった。 「ゴメン!何処が痛いの?大丈夫?」 答えてくれない。 「ねーねー佳幸!」 あたしは顔を覗き込んだ。 「なーんて!うっそー!」 佳幸は超笑顔で笑う。 えー!心配して損しちゃった 「もー!やっぱり嫌い!」 ソッポを向くあたし 「嫌い? あっそう!オレは好きだけど? だから機嫌直して!」