天国の君へ(短編)


秋の体からたくさん血が出てる。


「秋……?」



体が震えて救急車を呼べない。



「誰か……救急車を!!」

「はいっ」



「おい秋?死ぬなよ!?」

だんだんと白くなる顔。



「俺より長生きすんだろ?秋…死なないんだろ?」


話しかけても………


話しかけても…………


何も返ってこない。



秋の顔は真っ白になっていって………、

きれいなピンク色の唇は、


紫になっていった―……。