天国の君へ(短編)


『dear.秋へ

手紙なんか書かすなよな。
つか何て書けばいいかわかんねぇから適当に。


秋とは生まれたときから一緒だったな。
幼なじみだな。

お前は未来が見えるのか?
お前は死んじまったな。

でも俺はふってないぞ。
だからお前が勝手に死んだんだ。

…本当はさ秋とずっと一緒にいたかった。

俺なんかいいからお前が生きていてほしかった。

俺だってお前のために死ねたなら幸せだ。

俺にカッコつけさせろよ。面食らうだろ?


あと、これラブレターだから。

本当はすげー秋が好きだ。離したくないくらい好きだ。

お前が死んでから脱け殻みたいになって、

何するにもやる気が出なかった。

だけどお前のラブレターのお陰で無事成人出来た。

やっぱお前はいい女だな。
俺にはお前しかいないから、
キスも出来なきゃ一生童貞だ。

でも、それでもお前しかあり得ないから俺は一生童貞だ。

生まれ変わったら、

今度こそちゃんとお前に告って、

キスして、童貞脱出して、
幸せになろうな。

家族たくさんつくっていつまでも幸せでラブラブでいよう。


永遠に愛してる。

from.実』