なんか照れくさいけれど。


そしたら篠は走ってきて


私の広げた両手の中に入り

逆に私を覆った


長かった。

ここまでくるのに

篠の温もりを感じられる事に


そして


「ただいま。」


この言葉を聞けるまでが



ぎゅっーと篠に掴まるように強く抱きしめると


篠は私の頭を優しく撫でた。