体が篠の事覚えてるかの様に鼓動が早くなる


だけれど、すべてがいつも通りのはずはなかった。


授業中、篠は一切こっちを見なかった。

私と逆方向の斜めを見てて

教科書だっていつものように持ってきていないのに

私には、話かけない。


もう友達に戻る事も駄目なんだって改めて思った。

そんなに嫌われちゃったんだ…


私の事大嫌いな篠は

私と関わる事すら避けている。