それからどうやって、家に帰ったのかも覚えていなかった

ただ泣き腫らした目を冷やして

泣いた事をバレないようにした。


次の日はいつも通り、普通通りに過ごせるようにー


学校に行くと隣の席は空いていて

すこし安心した。


しかし、授業が始まった頃に

ガラリと教室が空いた。

私の隣にドカっと座る篠は当たり前だけど、いつもと変わらない。


高まる心臓の鼓動


あんな事言われたって

まだ、きっと、1滴だって

1ミリだって嫌いになれていない。