「ゆうちゃん、ちょっと飲ませすぎじゃない?」
のぶさんが心配してる声が遠くで聞こえた。

「大丈夫だろ、連れて帰るし」すんごいお酒強いんだ北島さんって。

私はカウンターに腕をついてパタンと寝に入ろうとしたら、
ぐいっと肩を抱かれた。
大股開きで座るいんちき武将スタイルの北島さんの肩あたりに顔を預け、
腿に手を置く。
支えてくれてるから、落ちることは無い。
そのままうとうとして、頭の片隅に北島さんとのぶさんの会話を聞いてた。

「おい、帰るぞ」その声に意識が復活した。
「ん」頷いて立とうとしたら、案の定、立てない。

すごい、酔ってる~、ふわふわ~!日本酒の悪酔いだ。