厨房に取りに行くか。席を立ち、のぶさんがいる厨房へ向かう。 「のぶさん」 「ん?ああ・・・」 「片桐です」名前を言っていなかったので急いで言う。 「片桐なんての?」 「桃華です」 「桃華ちゃんか!どした?」 日本酒が・・・と言うとのぶさんは、おっけおっけと言い、日本酒を取りに行った。 「で、本当はどうなの?」 なぜかグラスを二つ用意し、私のと自分のに注いで「かんぱい」 厨房に置いてある椅子に座れと言われ、そこに座る。 のぶさんは立ったままで、料理の加減を見ながら話す。