「シチリアレストランなんてどこにあるの?」 「あ?なんだそれ」北島さんが車のドアーを閉めながら不思議そうにする。 「ほら、来い」キュッキュッと音を鳴らして手元で車をロックする。 連れてこられた場所は・・・・・ 「ほんと信じらんない」 頭のスポンジを通過し、思っていることがダイレクトに口から出た。