しかし、我が片桐家は・・(日本名は片桐)女性は仕事をするべからず! という、なんともいたいけな掟がある。 そこを説き伏せて渋々了承したのが、 しゃべりを仕事としたこの仕事だけだった。 ええい!飲め飲め、こういうときは飲んでしまえばいいさ! 秀才の私にだって悩みの一つくらいあるのよ! 私はグラスに目一杯ワインを注ぎ、一気に飲む。 たまにバスタブにこぼしてワイン風呂を楽しむ。 一本飲み干すと、仕事なんてする気にならなくなった。