外国育ちのお嬢様は硬派がお好き


「・・・楽に生きよう」

「あ?そうだな、それが一番だよ」

そう言うと祐哉は膨大な資料と向かい合った。

私は残された仕事をこなすのにデスクに戻り、
高鍋さんを不思議なモノを見るように見た。

「・・・なんすか?そんな見ないでもらえません?」

これだよ。

「別に減るもんじゃなし!」

ふんと鼻で笑って横を向いてパソコンの画面を呼び出した。

「減りますよ」

っとあー言えばこう言うだ。