「片桐さんやっぱかっこいーっすね」唐突。
「・・・なんでよ」
「ブランデー飲みながらカウンターに一人って、なんかかっこいーっすよ」
「・・・嬉しくない」
「なんでですか?」
「可愛くないってことでしょ」
「えー!可愛いのがいいんですか?無理でしょ」
ブランデー頭から流してみようか・・・
足を組んで座っている座り心地抜群の椅子をくるりと高鍋さんの方に向ける。
「なんですって?」
「いや、片桐さんて雰囲気とか、かっこいい系じゃないですか。
だから可愛い系は無理があるんじゃないかなーって。
いや、いいんですよ別にそれやるのは、ただ・・・」
「ただ?」
「ふりふりなのは合わないだろうし、顔のつくりだって派手だから清楚系は微妙っすよ」
喉を潤すように飲んでるそのピニャコラーダをひったくって
顔にかけてやろうかと思った。

