どこに行くのかと思えばそこは「居酒屋 たぬき」 出たよ、ここか。 ちーっすと言いながら背中を丸めてのれんをくぐる。 昼間からやってる変な居酒屋。 「ゆうちゃん、待ってたよ」のぶさんの声 祐哉の後ろからちょこっと顔を出して「こんにちは」と言う。 あれ?と、祐哉と私を交互に見て、 あ、そういうこと?と嬉しそうに笑いながら「中入って」と手招き。