「疲れたからピザでもとる?」アメリカ人だな。ピザ大好きだもん。 てか日本のピザがどういうものか知りたいんだと思うけど。 「うん、そうしよっか」 適当に選んでとパンフレットを渡し、 バスルームのドアーをパタンと閉める。 鏡に映った私の顔は、複雑。 大好きな彼と一緒にいるのに、頭の中には祐哉がいて、 何も知らないでリビングにいるマークに、 なんだか申し訳なくなってくる。