私は祐哉の腰を両手で掴み引き寄せる。

それに答えるように私の上に覆い被さってくる。

「・・・ゆうや・・」口を塞がれたままだから呼吸が乱れる。
「なに」唇は離してくれない。
「・・・お願い」もう、理性が効かない・・・
「欲しいの?」
「・・・」こくこくと頷く。
「俺もお前が欲しい」
「・・・」意識が・・・

「でもな、同じことは3回は言わねぇ」

え?トロンとした目を祐哉に向ける。祐哉はぜんぜん笑ってないし、
真面目な顔をしている。

「俺のものになれと、2回言った」時間をかけてゆっくりと私から離れた。