外からあの子が呼ぶ声がした。 窓から覗いてみると、誰かが誘拐しようとしていた。 「くっそ!」 十分に着替えてないまま、あの子を追いかけた。 「どうしたんだよ、そんなに慌てて」 合田さんの質問に答えず、私はとにかく走った。 「待ってよ!」 「おねえちゃ〜ん」 さらにこの子は泣いた。