「私が思い出した過去は… で、いいんですよね?」 全てを話した。 すると渡辺さんも、春も合意した。 そうだったんだ… 「今、どういう気持ちかね」 渡辺さんに問われた。 「正直自分のせいで火事を起こして、両親を殺したのは残念でなりません。 しかし渡辺貴雄さんが悪いと思います」 「おい! なんだよ!! おまえが…」 「これ、貴雄。 やめなさい 全てはあんたの仕業だったんだから」 「どういうことですか?」 「実はな…」