ハンドパワー


「なにしてんの〜?」

「ねぇ、1人?」

「このあとどっか行こうよ」


私につるんでくる怪しい男3人組。


危ないから私には、絡まない方がいいのに。


「ちょっと、離してくださいよ

じゃないと、怪我しますよ」

私の腕を掴んでくる一人の男。


「女のおまえにか?
俺は女には負けないんだよ」

女には負けないと自信たっぷりなもう一人の男。


だったら試してみようか。

「後悔しても遅いですよ」


「しねぇよ」