サァッっと、髪が風になびいた。 腰まで伸びた髪。 そっと掴むと、自分の髪の黒さがよく分かった。 この髪も、平助君とお揃いだ。 改めて、それを思い出して・・・ なんだか、嬉しくなった。 そんなことを考えていた矢先、あの場所の手前・・・ わたしは、山の麓まで来ていた。