「――――何でですか?」 「お前に頼みたいことがある。 いや・・・命令だ」 まっすぐな目で、わたしを見つめてくる。 こんなに、真剣な顔をされたら・・・ 最後まで、話を聞くしかない。 「俺達は、たぶん戦場に赴くことになるだろう。 だけど・・・お前は来るな。これだけだ」