玖於に、あれを渡してから数日が経った。 しばらくの間は、気まずい雰囲気だったが・・・ 今は、いつも通りの毎日を過ごしている。 「土方、これ」 「・・・何だ?」 わたしが渡したのは、梅の枝。 嫌がらせとか、そんなんじゃない。 「咲いてた。 あげる」 ちょっとした、贈り物だ。