「沖田さん、まだ泣いてるのかな・・・」 壬生寺にいる、沖田さんの姿が頭をよぎる。 沖田さんの最後は・・・ 大坂で、近藤さんの死を知らずに死んでいった。 近藤さんの存在だけが、沖田さんの心の支えだったのに・・・ あの、温かい人が斬首になってしまう運命。 変えてしまいたかった。 「変えられるかな・・・わたしに」 嫌な運命なんて、変えて変えて、変えてしまえばいい。