「墓参りか? 平助も喜んでるだろうな」



そう、微笑みながら歩み寄ってくる、土方。


そうか・・・この人なら、ここを知っていて当たり前か。


だって・・・ここに、墓を建てたいを、わたしが土方に頼んだのだ。



『俺も、いつかは行かなきゃな』



そう、土方は言っていた。



それが――――今、ということなのだろう。


それにしても・・・寂しい空。