・・・俺は近藤さんを、この壬生浪士組を守らないといけない。 人を疑うのも俺の仕事だ。・・・嫌われ役もな。 「土方さんらしいですね。では僕は失礼します」 そういい総司は部屋を出て行った。 「すまない一条、睦月」 俺は・・・近藤さんの為に鬼になる。そう決めたんだ。 総司が開けっ放しにしていった襖から覗く、大きな満月を見ながら俺は呟いた。 *土方side end*