------

----

--


ずっと、泣き続ける鈴。


その零れ落ちる涙を拭おうと、手を伸ばす。


だけど・・・その手が鈴に届くことはなくて。



体中から血が流れ出ていくと同時に、命も流れ出ていく感覚。


それが、僕を襲った。


もう、長くない。


そう、直感的に感じた。


僕は・・・鈴を悲しませることしか出来なかったのだろうか?