『よし、少しでも姿が見えたら周りを囲むからな?』


『『『『はいっ!!』』』』



ついにきた、あの日。


物陰に隠れたわたし達は、伊東の遺体を同志が引き取りに来るのを待ち伏せしている。


その中には、当然平助君もいるだろうから・・・


わたしは、平助君を連れ出すことになっている。



「いっ、伊東先生っ!?」


「伊東さん?」



・・・来た。