のどかな、青空の下。 透明に、明るく澄んでいる。 「・・・じゃあね、鈴、一君」 「・・・またな」 わたし達に、別れの言葉を言う二人。 ――――平助君と斎藤さんだ。 もう、伊東は先に行っているようで、ここには既にいなかった。 静かな、虚しいほどの空気が流れる。