そっと、お揃いの髪紐を解いて手に乗せる。 浅葱色の・・・お揃いだったのに。 わたしと平助君の道は、もう同じじゃない。 やるせない気持ちと、いろんな気持ちが混ざって・・・ もう、心が潰れてしまいそうだった。 もう・・・“わたし”というものが消えてしまえばいいのに――――