平助君は、追って来なかった。


それが、わたしの空しさを掻き立てる。


その日、わたしは何もしなかった。



ただ部屋に篭って、ぼんやりとしていた。


そして、ひとつだけ分かったことがある。


それは・・・



神様なんて、この世にいない、ということ。