「は?」 ニコニコと笑う平助君。 わたしの口からは、素っ頓狂な・・・変な声が出てしまった。 さっきのは・・・演技だったのだろうか? 「僕が、あんなこと言うわけないじゃん!! だって・・・」 そっと触れている唇から、平助君の熱が伝染する。 こんなに、幸せなのが続いてしまうと・・・ かえって不安になった。