「鈴――――!! 巡察行くよ――――!!」


「あ、はいっ! 今行きます!」



洗濯物を干していた手を止め、わたしは平助君の元へと走った。


そして、横に並ぶ。


巡察では、手を繋いでいないけど・・・


その分よく目が合う。


なぜだろう・・・タイミングがばっちり合ってしまうのだ。



「はいそこ、見つめ合わないの!!」