「なら、言えばいいんだろ!? 言えばさっ!!」


「あぁ、言えるのならな。こ・こ・で!!」



完全に、小さい子供の口喧嘩だ。


ここで、わたしが口を出したら・・・


変に巻き込まれて、面倒なことになりそう。


わたしは苦笑しながら、そのやり取りを見ていた。


まさか、これがわたしが原因だったとは、これっぽちも思っていなかった。



「言えるしっ!!鈴、僕鈴のこと、大好きだからっ!!」