小さな部屋に入っている、山南さんは白装束を着ていた。


その傍には、幹部の人達が座っている。


静かに目を閉じて、口元に笑みを浮かべている。



「敬助はん!!」



そして、部屋の格子窓から、明里さんが名前を呼ぶ。


その声に気付いた、山南さんが、顔を上げた。