「あ、ありがとうございます」 冷たく冷えた水が、カラカラだった喉を潤してくれる。 だんだん、体を起こしているのがきつくなってきた。 わたしは、布団の中に潜り込んだ。 「じゃあ、早く治せよ」 「お大事に」 そんなわたしの様子を見て、二人は出て行った。 誠さんは、沖田さんと仲が良いと言っていたが・・・ 一緒にいる所を、わたしは見たことがない。