「明里さん、すみませんが付いて来ていただけないでしょうか?」



屯所の庭にいた明里さん。


この人の言うことなら、山南さんも聞いてくれるかもしれない。


わたしは、明里さんに事情を話す。


話を聞いて、明里さんは少し驚いていたけど・・・


食事を取っていないという所で、怒りの表情に変わった。



「なんやて!? 早よ治さな、お出かけできひんやないの!!」



大人しそうな、綺麗な容姿とは裏腹に、叫ぶ明里さん。