しつこいな、永倉さん。


そろそろ、藤堂さんも限界に達するのでは?



「そうだ、しんぱっつぁん! お土産は!?」



そう思った瞬間、藤堂さんの頭はお土産のことで一杯になっていた。


どんな頭してるのか、と本気で心配になる。



「ああ、ちゃんと買ってきた。 睦月にもあるよ」


「え、わたしの分もですか?」



ありがとうございます、と頭を下げる。