「目、覚ましたんだな」 ぞろぞろと部屋に集まる、幹部の人達。 みんなの表情には、山崎さん同様困惑しているように見える。 怪我をした肩をふいに掴む。 電気が走るような痛みが襲ったけど、この状態ではむしろ、その痛さがないと生きた心地がしなかった。 「お前、今話しても大丈夫か?」 「・・・大丈夫です」 もう、隠し通すことはできないだろう。