このままでは、わたしの休みが減っていく。
この人が吐く内容は、知っているのだが・・・
それをわたしが言うわけにはいかない。
だから、早く吐かせてゆっくりしたいのだ。
「一回だけ、やらしてください。それで駄目なら、もう何も言いません」
土方はだいぶ渋っているが、しばらく考えた後頷き、拷問部屋から出て行った。
薄暗い、拷問部屋。
古高の表情はよく見えないが、土方が出て行ってホッとしている様子。
「俺、あんたが何隠してんのか、全部知ってるよ?」
びっくりしたように、わたしを見る古高。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…