このままでは、わたしの休みが減っていく。


この人が吐く内容は、知っているのだが・・・


それをわたしが言うわけにはいかない。


だから、早く吐かせてゆっくりしたいのだ。



「一回だけ、やらしてください。それで駄目なら、もう何も言いません」



土方はだいぶ渋っているが、しばらく考えた後頷き、拷問部屋から出て行った。


薄暗い、拷問部屋。


古高の表情はよく見えないが、土方が出て行ってホッとしている様子。



「俺、あんたが何隠してんのか、全部知ってるよ?」



びっくりしたように、わたしを見る古高。